えんげき部では、8月に引き続き、9月12日もオンラインでの活動となりました。
活動内容は、「平家物語~那須与一~」を再度いっしょに読んでみる勉強会。
1つひとつの言葉に みんなで 引っかかりながら、
感想を言い合ったり、
その場でインターネットで調べあって、チャットのやり取りをしたり…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ★『尋常に飾ったる小舟一艘』
‐ 尋常に飾るってどういうこと?
‐「尋」も「常」も長さの単位なんだって。
‐もともとは「普通」という意味で、「普通である」=「上品である」という意識か
ら、見苦しくないことや、立派な様子も言うようになったそうで。
‐「普通」=「上品」?!この時代から、日本文化の「普通」は「目立たない」ってこ
とだったのか。 ‐「尋常に」飾ったのは、平家の小舟。このタイミングでは、平家のほうは公家っぽ
い。ゆるくてセレブな感じ。
‐源氏側は、緊張感があって荒々しくてワイルドな感じ。
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★『晴れならずといふ事ぞなき。』 →現代語訳『晴れがましくないということはない。』
‐原文は「ぞ」で強調されてるぞ。
‐否定の否定だから強調?!
‐そもそも「がましい」って何?
‐みんなからいろんな「がましい」が続出。「未練がましい」、「おしつけがまし
い」、「恩着せがましい」、「おこがましい」。あまりいい意味に使われないね。
-練習じゃなくて本番ぽい、ハレ。大一番、見せ場ってことが言いたいのかな。
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その他にも、与一が矢を射る前に祈った神々の話から、山の話、世界の宗教の話になったり、ゲームの話が出たりと、話題の絶えない参加者たちなのでした。
参加者どうしで相談した結果、次回は、
自分が想像した登場人物のキャラクターや、お話の中に出てくる武器・武具などを、各自で描いたり作ったりすることになりました。
朗読に合わせて、カメラの前にそれぞれの作品をズームイン!
オンラインならではの劇づくり企画に、「何つくろっかな~」「だれにしようかな~」と、わくわくしています。
ある参加者がその場で描いて見せてくれた「平家の女房」のイメージ。
想像を超えた「那須与一」物語に乞うご期待♪
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