2022年1月9日、つくば市は北部にある「ぷにの家」にて藍染体験を行いました。 場所はつくば市ですが、下妻市から近い所にあるので、むすび場しもつまで企画させて頂きました。
ぷにの家は、筑波山が一望できる自然豊かな所にあります。 数日前に降った雪がまだ残っていて、寒い中の藍染体験となりました。
講師は、染色家の飯塚優子さん。
飯塚さんは、シミになったり、変色して使わなくなった衣類を"染め直し"することで、日本の文化を取り入れた新しい物に再生させてまた使ってもらう。という環境アクションを広めていきたいということで、このような染め直しのイベントを自主開催しています。 染め直しをすればむやみに新しいものは買わないですし、ひとつゴミを減らせますよね。
この日は、藍染の手順についてと、次回使う「伝統のある型紙」について説明を聞いてから藍染をスタートしました。
染料液に布を浸して、全体的に浸透させていきます。 液は見た目は藍色ですが、布は青に近い緑色になりました。
3分経ったら引き上げて、空気に触れさせます。しばらくつるしておくと徐々に藍色に変化していきました。この色の変化が不思議ですね。 この工程を2〜3回行います。 染色液は朝のうち氷が張っていたのでとても冷たく、その中に手を入れて液を浸透させる作業はとても大変でしたがみんながんばりました!
液が冷たいと冴えた色で発色するということだったので、染めあがりが楽しみです。
↓ 左側が染色液から出したばかりのもの。右側は時間が経過したもの。 写真だと分かりづらいかもしれませんが、色合いがほんのり違いますよね。
最後は水ですすいで、干します。 干している間、次回使用する型紙を選びながらどんな風に模様を入れたらいいか、飯塚さんから説明を受けました。
待ち時間の間、子ども達は藍色に染まった雪で雪玉をつくったり、ヤギを見に行ったり、焚火に木をくべたり、写真を撮ったり、思い思いに過ごしていました。
参加した子どもたちからは「色の変化がおもしろかった」「この場所の居心地がよかった」という声がきけました。
さて。次回は、今回染めたものに模様をつけていきます。
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